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特許出願番号特願2002-227505号
(資料提供:三重県津地方県民局農林水産商工部)
施工効果
 
       調査箇所: 平成14年に底質改善した三重県明和町沖合
調査項目 改善前 改善後
底質分析
  強熱減量            I L
  化学的酸素要求量      COD
  全硫化物            T−S

7.00%
15.4mg/g
0.26mg/g

4.50%
12.1mg/g
0.008mg/g
粒度組成
  粘土・シルト分泥質比率
71.60% 35.20%
底生生物
  粘土・シルト分泥質比率下降箇所
  粘土・シルト分泥質比率無変化箇所

2種類増加
変化なし
「シーマグワ」は、幅10.4m、長さ2.7m、高さ0.57m、重量約2.7tの鋼鉄製で、大きく分けると前部に位置する「耕耘部」と海底堆積物を収集する「バケット部」より構成されています。
構造
特徴
1  水深に関係なく作業ができます
2  GPSにより正確な施工が出来ます
3  大小を問わず海底の堆積物を除去することが出来ます
4  耕耘爪を替えることにより耕す深さが調整できます
5  耕耘と堆積物除去が同時に広範囲で行えます
一般に海底は、新鮮な海水にさらされた酸化状態の酸化層と、酸素不足で還元状態になった還元層に大別されます。酸化層は貝やカニなど多くの底生生物の住処となっており、好ましい状態です。しかし、波や海流などによる物理的攪拌が少なく固く締まったり、黒い硫化水素(ヘドロ)が溜まるなどの原因でできた還元層は、多くの生物にとって有害なので、生息できる種類も限られています。近年、沿岸域の漁場環境が悪化し、漁場としての効用の低下が問題となっているのも、この還元層が広がってきているからです。
 そこで、我が社は、固く締まって酸化層の薄くなった海底を耕耘することにより、酸化層を増大し、
漁場環境の改善を行うと同時に、海底に堆積したゴミを回収・清掃・保全を図ることを目的とした、曳船型海底耕耘機「シーマグワ」を開発いたしました。
海底耕耘機 シーマグワ


高砂建設株式会社
http://www.takasago-const.jp